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FRPについて

FRPとは?

「FRP(Fiber Reinforced Plastics)」とは、樹脂を繊維で補強することによって、強度を著しく向上させた繊維強化プラスチックのことです。
軽量で、高い強度・優れた耐食性・耐候性、加工の多様性など、数多くの特質を持ち、特に各種液体の貯蔵タンクの材料として最適の素材です。
FRPはこれらの特長を活かし、タンクをはじめ、自動車・船舶のボディ・パイプ・建築材のような生活環境製品から、さらには宇宙・海洋開発など、多岐に渡って活用されており、その可能性はさらに広がり続けています。

岩谷テクノFRPタンクの特長・優位性

  • サビ・腐食に強く、衛生的
  • 保温・断熱性に優れた構造

サビ・腐食に強く、衛生的

  • 槽内は、ステー(梁)のないシンプル構造。
  • ステーや支柱がないため、サビや腐食の心配がなく、長期に亘り衛生的です。

ステーや支柱がない当社タンク

保温・保冷性に優れ省エネに貢献

  • 保温材は厚みのバリエーションも多く、用途に応じた選定が可能。
    優れた保温性能により、機器の効率アップ、省エネにも貢献します。

切れ目のない断熱層

ココが違う!!

どの部位も均一厚みの保温材で覆われています。

硬質発泡ウレタンによる高い断熱

サンドイッチ板構造(複合板)では、芯材として硬質発泡ウレタンフォームを使用しています。
ポリスチレンフォームに比べ、断熱性能に優れています。

水槽壁部の温度匂配

保温材は厚みのバリエーションを豊富にラインナップ

■ 保温材厚み仕様(参考値)

保温材 冷水温度域
25t +10℃~+6℃
30t +5℃~+0℃
40t -1℃~-5℃
50t -6℃~-15℃
75t -16℃~-25℃
100t -26℃~-40℃
125t -26℃~-40℃

※結露条件により検討しています。

25t、50t以外も対応しています。

■ 保温性能曲線(参考値)

■ 結露限界曲線(参考値)

FRPタンクのリサイクルについて

「資源循環型社会」をめざして、FRP製タンクの資源リサイクル化を推進。

岩谷テクノでは、21世紀の豊かな暮らしと環境づくりへの貢献をめざして、使用済み「FRP製タンク」の「セメント原燃料」へのリサイクルの推進に協力しています。「FRP製タンク」の製造・販売を通して社会のニーズに応えるとともに、環境保全と資源の有効活用にも積極的に取り組んでいます。

セメント原資材への資源リサイクル

  • エネルギーリサイクルとして
    使用済みFRP製品廃棄物のうち、可燃性樹脂成分はセメント焼成窯の燃料として活用されます。
  • マテリアルリサイクルとして
    残渣成分のガラス繊維と充填材(炭酸カルシウム、水酸化アルミニウムなど)はセメント原料として利用されます。

FRP製タンクリサイクルの流れ

FRP製タンクリサイクルの流れ

現場収集された廃FRPタンクは、東日本・西日本それぞれの中間処理施設に運搬され、「分別」・「破砕」処理後、セメント原燃材としてリサイクルされます。